冥王星にハート型の地形発見？冥王星無人探査機、ニューホライズンズが撮影

冥王星無人探査機、ニューホライズンズが冥王星に大接近

米航空宇宙局、通称NASAの無人探査機、ニューホライズンズが冥王星に大接近するというニュースが巷を騒がせていますね！

遠すぎてあまり距離的な実感が湧かず、しかも実際に行くことも見ることも出来ないのでその実情が良く分からない天体の世界。

その名前こそ聞いたことはあっても、あまりイメージが湧きませんよね？

そもそも冥王星とは一体どんな星なのでしょうか？

ニューホライズンズの目的は？

これらについて少し調べてみました。

冥王星のミニ知識：冥王星はどんな星？

冥王星の大きさ：約2368km（地球の1/6程度で月よりも小さい）

天体の形式：準惑星

推定表面温度：氷点下233℃

構成要素：窒素、一酸化炭素、メタンなどが凍った状態

明るさ：14等級以下（肉眼では見えず、天体望遠鏡で見るほかない。）

色：僅かに黄色がかった明るい茶色

発見：1930年

衛星の数：5個

地球からの距離：約48億キロ

地球からの距離が約48億キロというのは驚きですね！

遠すぎて想像もつきません。

ニューホライズンズは、太陽から離れた空間を移動することになるため。太陽電池が使えません。そのため、原子力電池を搭載しているとのことです。

ニューホライズンズのミッションは？

今回冥王星に接近する冥王星無人探査機、ニューホライズンズは、冥王星に接近する探査機としては、史上初の宇宙船となります。

そして、この観測により、NASAが古典的太陽系としてリストアップしているすべての天体の観測を人類初で完了することになるそうです。

すごいですね！

アメリカの宇宙進出？への執着心が感じられる壮大なプロジェクトです。

そんなニューホライズンズですが、一体どのようなミッションを掲げているのでしょうか。

ニューホライズンズは2006年の１月、米フロリダ州の空軍基地から打ち上げられました。

地球から冥王星までの距離は、ざっと約48億キロ。

これだけの距離を歴代の探査機の中では最高速度で進みながら、9年半という長い年月をかけて冥王星に到着予定です。

ニューホライズンズが最も冥王星に接近するのは、7月14日20時50分頃になる予定です。冥王星からわずか約12500kmのまで最接近するそうです。

この観測により、冥王星の成り立ちなど、未だ解明されていない様々な冥王星の謎が明るみに出ることになりそうです。

また、ニューホライズンズには望遠機能の付いた高解像度の特別なカメラが設置されており、冥王星表面の構造、大気の組成や形状、表面温度などを調査予定となっています。

また、米航空宇宙局はこのプロジェクトのために人類からエイリアンへ向けたデジタル・メッセージを公募してニューホライズンズに送信する計画があるようです。

やはりアメリカと言う国はすごいですね。

スケールの大きな事を平気でやってのけてくれます。

ニューホライズンズの撮影でハート模様の地形が見つかったって本当？

今回の探索で、ニューホライズンズはすでに様々な冥王星の画像を撮影、データNASAに送信していますが、その中に、ハート、ドーナツ、くじらなどの形をした地形がみられたとのことです。

NASAの公式サイトを見てみましたが、確かにハート型の影のような地形がみられます！

こちらからNASAが公開しているいろんな冥王星の写真が見れます。

http://www.nasa.gov/feature/nasa-s-new-horizons-a-heart-from-pluto-as-flyby-begins

これからさらに冥王星に接近する予定のニューホライズンズ。

どんな新たな発見があるのか、楽しみですね！