話題のマッサとは?使い方、食べ方、レシピなど
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気になるレシピとか
ポルトガル料理の肝となる調味料、マッサとは?
通称「マッサ」と呼ばれるポルトガルの万能調味料。
日本ではまだあまり馴染みがないですが、ポルトガル料理に欠かせない真っ赤な色をしたペースト状の調味料です。ポルトガルの家庭では、なくてはならない必需品!
地中海地域の大ぶりで肉厚な赤パプリカを塩漬けして熟成させた赤パプリカの発酵食品です。発酵食品ですので、私たち日本人にとっての味噌のようなものと例えることができるでしょう。
ポルトガル語の名称は、Massa de Pimentão。
マッサ・デ・ピメンタォと読みます。
日本では、略して「マッサ」として知られています。
マッサはどんな味がする?
マッサはどんな味か、というと独特で説明するのがとても難しいのですが、
ドギツイ色のわりには辛みはほとんどありません。
どこか塩っ辛いような、甘ったるいような、赤ピーマン凝縮したよう不思議な味がします。
実際に食べてみるとその複雑な味に納得がいくかと思います。日本の味噌も一言で味を表現して、と言われたら難しいような同じ感覚です。
ただ、日本の赤パプリカで作ったマッサと、地中海の赤パプリカで作ったマッサは味がかなり違います。
イタリアやスペイン、フランスなどを旅行中にスーパーに入ってみたら良く分かりますが、
こちらの赤パプリカは日本のものと違い、巨大でとっても肉厚です。
日本の赤パプリカは、ころっとしていて大きさもさほど大きなものは見かけませんが、こちらでは赤パプリカは本当に巨大で、直径15センチ、厚みが1.5センチといったようなものも珍しくありません。
こちらの赤パプリカは丸く大きな形をしたものと、細長く長い形をしたものと2タイプあります。
マッサの使い方、食べ方、レシピなど
代表的なポルトガル料理にはほとんどと言っていいほど使われているマッサ。
肉料理、魚料理、煮込み、シチュー料理、またパテやディップのように単独でも使われています。下味付けから隠し味まで、食材を選ばす幅広く色んな料理に応用できます。まだ実験中ですが、案外日本食にも合うのでは?と密かに思っています。
代表的なものでは、以下のようなものがあります。
● Bifana
ビファーナと呼ばれるマッサで味付けした豚肉のサンドイッチ
● Carne de Porco Alentejana
カルネ・ド・ポルコ・アレンテジャーナと呼ばれる、あさりと豚肉の炒めものです。マッサがふんだんに使われています。
こちらのサイトに、とってもおいしそうなカルネ・ド・ポルコ・アレンテジャーナのレシピが乗っていました。
今晩早速作ってみようと思います。
ポルトガル情報サイト
http://amadora.co.uk/receitacozinha/carne-de-porco-a-alentejana/
その他、パテのようにクラッカーの上にマッサを乗せてチーズの盛り合わせて一緒に食べたり、イタリア風にクロスティーニの上にマッサをトッピングして、パセリを散らす、などちょっと珍しいオードブルにもぴったりです。
マッサのベースとなる赤パプリカの効用、美容効果いろいろ
マッサのベースとなっている赤パプリカは、ビタミンA、C、Eが豊富で、カプサイシンが豊富に含まれています。カプサイシンは、赤唐辛子にも含まれている成分ですが、非常に高い抗酸化作用があるそうです。体内の不要なコレステロールを除去する働きがあり、心筋梗塞や動脈硬化などの予防効果が期待できます。また、新陳代謝を活発にし、疲労回復、冷え性にも効果があります。
マッサ通への道!
ポルトガル料理を食べた時に、
「ん?何かが足りない!」
と思ったらそれは、おそらくポルトガル料理の肝、マッサが入っていないのが理由でしょう。ここまでポルトガル料理の違いが分かったらあなたももう既にマッサの虜?
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